ブルーボトルコーヒー神戸店
今週も来てしまった・・・ブルーボトルコーヒー神戸店。
多くの店員さんが顔と名前を憶えてくれ、本当にありがたい。
とても優秀で意識の高い店員さん達である。
(覚えてない人もいると思うが、気にしないで欲しい。過剰に気を遣わせてないといいのだけど・・・)
このブログでもすでに何度か書いたのだが、ここへ来ると本当に気持ちよくなれる。
名前を覚えてもらったからではない。
ここに流れている空気が好きなのだ。
疲れて頭が痛いとき、気持ちが凹んだとき、ここは最高のリセット空間となる。
店内の白壁は、絵やイラストなど一切なくシンプルな造り。
入り口であるガラス扉越しに、外の街路樹が見える。
それはまるで、生の風景を額縁の中に収めたかのようだ。
晴れでも雨でも、どちらも絵になる風景。
この余分なものを削ぎ落とした、自然シンプルな空間の心地いいこと。
自分の部屋も、こんな風に必要最小限にするといいかもしれない(できるのか?・・(笑))
そして、もっと素敵なのが、ここの店員さんたちが発するオーラ(見えないけどね(笑))。
とにかく前向きで爽やかなのだ。
お店運営は決して楽ではないと思うのだが、そんなものは微塵も感じさせない、コーヒー好きのひたむきさで溢れている。
疲れた顔の人は一人もいない。
店舗規模からすると、店員数が多い気もするが・・・いやいや、見ているとちゃんと役割分担しており、この人数には意味があることが分かる。
ここの店員数は、土日で7~8人くらい、夕方のみ5~6人くらい、だと思う。
他のチェーン店カフェの場合、この規模ならば土日で4~5人くらいだろう。
少ない人数でも仕事は回せるのだろうが、目が行き届かない場所が出てくる。
例えばテーブルの汚れ。
ブルーボトルでは、濡れたり汚れたりしたテーブルを見たことがない。
誰かが退店すると、大概すぐにテーブルを拭いてくれる。
もちろん完璧には無理だろうが、十分な人数でお店の隅々にまで気を配ることを大切にしているのが分かる。
そして、これは店員さんから直に聞いた話なのだが、全員がバリスタのスキル保持者らしい。
全員同じスキルを持ち役割分担しているので、お互い余裕や信頼をもって仕事が出来るのではなかろうか。
また、ブルーボトルコーヒーのホームページにはこんなことが書かれている。
「ブルーボトルコーヒーのスタッフは業界の中でも最も親切で働き者で有能です。コーヒー専門家、アーティスト、ライター、焼き菓子職人、デザイナー、そしてドリーマーたちの集まりです。」
どうやら2足のわらじで生活している人たちもいるらしい。
言われてみれば、皆どこか自主性をしっかり持っているように見えるし、会社に縛られている感があまりない。
私の感じた印象では、ブルーボトルはお客さんも店員さんも大切にしている会社なのではないかと思う。
もちろん利益追求は必要だが、人を大切にする心が人を幸せにし、そのエネルギーに惹かれてさらに人が集まり、それが自然と利益につながることを、よく理解している組織な気がする。
むやみに店舗を増やさないのも、そこら辺に理由があるのではないだろうか。
そして、肝心の飲み物とフード類は、全体的にちょっとお値段高め。
だが、どれも確実に舌と胃袋をつかんでしまう美味しさなので、定期的にこの高級感を味わいたくなる。
特に2種類のワッフルは超おススメ。1個500円だが、お値段以上の満足感があるので、絶対食べた方がいい。
毎朝、京都店で仕込んだワッフル生地を神戸店へ配送し、店頭で焼いているらしい。
手間暇かけているのだ。
その他の飲み物も、他のチェーン店カフェとは全然違う。
カフェラテ、カプチーノ、モカなどは、ミルクの濃厚さの中に色んなフレーバーが感じられ、とても繊細なお味。
コーヒーにさほど詳しくない私でも、違いがハッキリと分かる。
今日の1杯はカフェラテにした。
いつも、すぐに飲める程よい温度で出してくれる気遣いが嬉しい(全店共通です)。
コミュニケーション下手な私でも、ここまで色々感じ入ることのできる場所があるのは、幸せだと思う。
(お店の写真は、お客さんが入り込むので控えました。悪しからず。)
最後まで読んで頂きありがとうございます。
ブログ更新が遅れがちですが、頑張って書きます~。
<ブルーボトルコーヒー神戸店>
平日・土日祝共に 8:00~19:00
目に見えない、人間同士の「つながり」の話
もうずいぶん前、通勤中に駅構内で見かけた光景である。
私の少し前を歩いている、ひとりの男性に目が留まった。
その男性、思わず見てぎょっとしたのだが・・・首がない(?)
いや、正確には、頭をうんと垂れた状態で、私と同じ方向に向かって歩いていたので、後ろにいる私には首がない人に見えただけだった。
なんだー・・・よかったー・・・びっくりしたー・・・。
胴体だけ歩いてるって、笑えないホラーだよ。
ちょっと変わった人なのかな。
はたまた、ひどく落ち込んでいるのだろうか。
少し病んでいる感じに見えたが、よく分からなかった。
そして、その人のさらに斜め数歩前を歩いている男性に、今度は目が行った。
数歩どころか、もっと離れていたかもしれない。
驚いたのは、離れて歩いていて、互いに視線を交わしてないにもかかわらず、この二人が「連れ」だと分かったことである。
この感じ、何なのだろう。見ていて本当に不思議な気持ちになった。
こういう時、人間の醸しだす波長というのは、つくづく凄いなと思う。
二人は互いを見ることも気に掛けることもなく、おのおの黙々と同じ方向へ歩いていった。
はたして仲が良いのか悪いのかは分からない。
どちらであっても、この二人には「つながり」があり、全くのアカの他人の私にも、それは伝わってきたのだ。
それだけの話。
後ろ姿を見送っただけで、オチは何もないエピソードである。
こういう話に共感する人はいるのだろうか。
私の独りよがりかしらん。
もう数年前に見た光景だけれど、ずーっと心に残っていたので書いてみました。
読んで頂きありがとうございます。
目黒雅叙園 カフェラウンジ「パンドラ」
読みに来ていただきありがとうございます。
ここ数日間、頭が痛いのです。
風邪や疲れではなく、恐らくはパンの影響かと・・・。
残念ながら、私はグルテンやイーストが体質に合わないらしく、食べ過ぎると頭痛になってしまうのです。トホホ・・・。
パン大好きなんだけどな。それも菓子パンではなく、生地を楽しむシンプルパン。
バゲット、カンパーニュ、パンドミ、カイザーとかですね。
いよいよホームベーカリーを購入して、体質に合う自家製パンを作るべきかしら。
迷いは置いといて、今日のブログへ行きます~。
前回のブログで紹介したホテル雅叙園「和のあかり」を堪能した後、せっかくなのでホテルエリア内のレストランで昼食をすることにしました。
久しぶりの高貴な場所でのランチ。
バックパッカーみたいな恰好をしてるけど大丈夫かな(笑)と心配しつつ、カフェラウンジ「パンドラ」というお店を選びました。
一目見て、このアトリウム空間に入りたい!と思ってしまった。
この解放感、ええわ・・・。
床の絨毯がモフモフしてて、歩くととても気持ちいいです。
しかも一面、お寺の石庭にある砂紋模様になっており、とってもCool。
ランチのために入ったのですが、アフタヌーンティセットの誘惑に負けてしまいました。
この3段重ねスイーツ、イギリス映画とかで見てずっと憧れていたのです。
今回はこれをランチ代わりに頂くことに。
キッシュとサンドイッチも付いてるし、ま、いいか(笑)
サービス料込みで3500円くらいでした。
庭園の滝を眺めながら、1個ずつ、噛みしめるように頂きました。美味しかったぁ。
バックパッカーのいで立ちも気にすることなく、小一時間ほどゆったり過ごせました。
目黒雅叙園は目黒駅から徒歩5分ほどのところにあります。
都会のど真ん中ですが、静かでゆったり過ごせるので、ちょっとお財布に余裕のある時、都会の喧騒から逃れたい時にはお勧めかと思います。
余談ですが・・・
今日のブログはブルーボトル神戸店で書きました。
ここに来ると、不思議と頭痛が治ることが多い、私にとっては貴重な癒し空間なのです。
私の頭の中のグルテンとイースト菌が、いよいよ抜け始めたところに、仕上げでブルーボトル神戸店の空間を味わう。
おかげさまで、お店を後にする頃には頭痛はほぼ無くなっておりました。
なかなかすごいパワースポットなのです。
<目黒雅叙園 パンドラ>
平日:10:00~21:30(L.O.)
土日祝:9:00~22:00(L.O.)
〒153-0064 東京都目黒区下目黒1-8-1
Tel:03-5434-3858(予約不可)
<ブルーボトル神戸店>
平日・土日祝:8:00~19:00
ホテル雅叙園「和のあかり×百段階段2019」
目黒にあるホテル雅叙園の展示「和のあかり×百段階段」へ行ってきました。
毎年、今の時期に開催されているようで、以前からずーっと気になっていた展示。
とても雅で美しかったです。
この百段階段がある建物も、歴史があるようで素敵でした。
ホテル入り口付近にある、専用エレベーターで展示室へ上がるのですが、そのエレベーターも雅!
壁一面が、和工芸一色なのです。蒔絵や螺鈿細工というものなのかな。(写真撮り忘れてしまいました)
しかも、めっちゃ動くのが遅い(笑)
このように、階段を上がる途中途中に部屋があり、ひと部屋ごとに拝観できるようになっています。
天井も素晴らしい・・・。
各々の部屋には、各地の職人さんたちの展示作品が並べられています。
どれも素敵・・・。
たくさんのお客さんがいましたが、これだけ雅やかな空間だと、皆さん声を潜めて話すのですね。
なので全く騒がしくなく、落ち着いて眺めることが出来ました。
日本人の作り出す伝統的なものの威力、存在感はすごい。
大人子供関係なく、万人を静かで厳かな気持ちにさせてくれる。
私たち日本人は、こういう文化を持っていることを、もっと誇りにした方がいいですね。
恐るべし、和空間エネルギー。
一番気に入った和傘のお部屋。
熊本県の山鹿灯籠(やまがとうろう)の職人さんたちの作品です。
何時間でも座って眺めていたい空間でした。
この部屋の入口に飾られていた、これが山鹿灯籠。
熊本県山鹿市には、地元女性たちがこれを頭に乗せて、浴衣姿で踊るという「山鹿灯籠まつり」というものがあります。
実は私の家にも、この山鹿灯籠があるのです(観賞用ですが)。
そして子供の頃、実際この祭りに参加させてもらったことがありました。
熊本に親戚がいたので、たまたま運良く混ぜてもらえたのです。
本当にいい思い出になっています。
以来「灯籠」というものに、特別な思いを持つようになりました。
神社仏閣にある灯籠も、見ると何となく気分が高揚するし落ち着く。
今回の「和のあかり」の世界でも同じものを感じることができました。
快も不快もなく、ただただニュートラルになれるのは、とても気持ちいいです。
古くから日本には、それを体験できるものが沢山あり、本当に素敵な国に生まれてよかったなと思います。
来年の「和のあかり」は、是非着物で参加したいです。
読んで頂きありがとうございます。
これだから人間観察は楽しいの・・・
電車に乗っていた時のこと。
私の真向かいのシートに、50代くらいのサラリーマン風男性が座っていた。
スマホをずっといじり続けているその男性、掛けている眼鏡を下にずらし、鼻眼鏡状態で画面を見ていた。
スマホをいじるのも、鼻眼鏡も、普通のことなので何も問題はない。
きっと、遠視か老眼か何かで見にくかったのだろう。
だがしかし・・・鼻眼鏡をする場所はそこじゃない!
あ、あのね、鼻の下に置いてどうするんですか。
鼻眼鏡ってのは、鼻の上の範囲だけでしてください・・鼻の上でずらすものなんです。
ああ、鼻の下! そこは、もはや口の上!
そこに置くのは、とってもイケてませ~ん!
こんな光景が目の前で起こり、私は下車駅に着くまで、笑うのを必死でこらえていた。
短いエピソードですが、本当に面白かったので書いてみました。
読んで頂きありがとうございます。
今日のささやかな出来事
ここ数日間、昼間でも眠気が襲ってきて、ダラダラした生活を送っていた。
体が「休め」と言っているのかも知れない。
何もやる気が起きない日々を過ごしていると、自然と心の波動が落ちる。
結果、知らず知らず自己嫌悪になっている。
今日は夕方になってようやく外出した。
最寄りのスーパーで、切らしていたヨーグルトを購入。
レジで精算を終え、袋詰めするテーブルに向かおうとしたら、店員さん数名が話し込んでおり、道を塞いでいた。
店員さんを避けて回り道しようとしたら、同時にあちらも歩き始め、ぶつかりそうになってしまった。
客の存在に気付きつつも、彼らは仕事の話に気を取られていたのか、何も言わず私の前を通り過ぎて行った。
ああ、久しぶりだな、こういうシチュエーションに鉢合わせるのは。
昔、テンションが下がった状態で人ごみの中に入ると、よくこういうことが起きた。
また引寄せちゃった・・・内心苦笑い。
粗末に扱われた感じがして、ちょっと寂しくなった。
私の方から謝れば良かったのかもしれない。
しかし、とうせんぼしてたのは店員さん。しかも、ここの店員さんは全員ではないが、もともと感じの悪い人が結構多い。そして一応、私は客・・・。
こんな考えが一気に浮かび、結局言葉を発するタイミングを逃した。
かつては、こういう出来事に逐一イライラしていたが、今はずいぶんと冷静に受け止めれるようになった。
よく成長した(よしよし(笑))
気を取り直して、そのままスタバに入った。
隣の席に一人客の女性が座っていた。
その人のさらに隣に、3人連れのお客さんが座ろうとしていた。
椅子が足りないので、一人客の女性が自分の椅子を使っていいと勧めていた。
私もたまにやるよ。いいよね、こうやってお客さん同士で気遣いするのは。
女性はついでにその3人連れと世間話もしていた。
世間話は、私は恥ずかしくて苦手・・・。知らない人とさらりと会話できるのって羨ましい。
無理して話すのではなく、自然とそういう心持を身に付けれたらいいな。
少し波動が落ちていたところで、ささやかな良いものを見せてもらえた。
明日は、眠くなったら散歩にでも出掛けよう。
自分の不器用さがバレてしまう話ですが、読んで頂きありがとうございます。
白い竜の背に乗って~♪
今週のお題「わたしと乗り物」
乗り物ですか。
乗り物と言えばこれでしょ!
幸いの竜ファルコン(原作ではフッフールです)
ね、本当はみんな思い切ってこんなのに乗りたいでしょう。
こんな素敵な乗り物はないですよ(生き物だよ(笑))
てか、瞬時にこれしか浮かばなかった・・・(頭大丈夫か(笑))
子供の頃に夢中になった映画「ネバーエンディングストーリー」。
もちろん原作も読み、一気に作者ミヒャエル・エンデの虜に。
その後のハイファンタジー小説散策の登竜門となったのが、このエンデでした。
パンフと写真集、まだ大事に持っているのです。
まだCGなどなかった時代に、これだけの繊細さ、芸術性てんこ盛りなファンタジー映画は少ないと思います。
映画化にあたり、エンデとペーターゼン監督との間で色々揉めたようですが、私は映画と原作両方とも好きかな。
どちらにも、他方が持っていない良さがあると思うので、共にパラレルワールドのように受止めています。
美しいファンタージェンの象牙の塔。
ファルコンに乗ったら、こんな美しい場所にも連れて行ってくれますョ。
因みに原作によると、彼は素晴らしい歌声を持っているそうな。
頼めば1曲披露してくれるかもしれません。
「幼ごころの君」役のタミーちゃんがめちゃめちゃキレイなので合わせて載せました。
竜が登場するお話は数あれど、なぜファルコンなのか・・・
それはもう竜を通り越して、犬の顔という親しみやすさのせい!
姿は可愛いくせに、声は声優張りの重厚感で意外にダンディ。
もうギャップ萌えですね。
この年になっても、まだ自分の頭の中はファンタージェンのお花畑なのだと気付く。
あの頃は夢ばかり見ていないで「大人にならなきゃいけない」と思ってました。
しかし、子供の頃に刷り込まれたファンタジーは、勝手にその後の人生に大きく影響していく。
そして年を重ねた今、改めて思うこと。
おばあちゃまになっても心はお花畑のままでいいわよ(笑)
<豆知識>
映画のファルコンは英語で「Falkor」と呼ばれている。
つまり、隼や鷹の意味のファルコン「Falcon」ではないのだ。
なので正しくは「ファルコー」と訳すべきなのだが・・・。
日本人には「ファルコン」の方がしっくりくる響きだから、そう訳したのですかねぇ。
読んで頂きありがとうございます。