ホテル雅叙園「和のあかり×百段階段2019」
目黒にあるホテル雅叙園の展示「和のあかり×百段階段」へ行ってきました。
毎年、今の時期に開催されているようで、以前からずーっと気になっていた展示。
とても雅で美しかったです。
この百段階段がある建物も、歴史があるようで素敵でした。
ホテル入り口付近にある、専用エレベーターで展示室へ上がるのですが、そのエレベーターも雅!
壁一面が、和工芸一色なのです。蒔絵や螺鈿細工というものなのかな。(写真撮り忘れてしまいました)
しかも、めっちゃ動くのが遅い(笑)
このように、階段を上がる途中途中に部屋があり、ひと部屋ごとに拝観できるようになっています。
天井も素晴らしい・・・。
各々の部屋には、各地の職人さんたちの展示作品が並べられています。
どれも素敵・・・。
たくさんのお客さんがいましたが、これだけ雅やかな空間だと、皆さん声を潜めて話すのですね。
なので全く騒がしくなく、落ち着いて眺めることが出来ました。
日本人の作り出す伝統的なものの威力、存在感はすごい。
大人子供関係なく、万人を静かで厳かな気持ちにさせてくれる。
私たち日本人は、こういう文化を持っていることを、もっと誇りにした方がいいですね。
恐るべし、和空間エネルギー。
一番気に入った和傘のお部屋。
熊本県の山鹿灯籠(やまがとうろう)の職人さんたちの作品です。
何時間でも座って眺めていたい空間でした。
この部屋の入口に飾られていた、これが山鹿灯籠。
熊本県山鹿市には、地元女性たちがこれを頭に乗せて、浴衣姿で踊るという「山鹿灯籠まつり」というものがあります。
実は私の家にも、この山鹿灯籠があるのです(観賞用ですが)。
そして子供の頃、実際この祭りに参加させてもらったことがありました。
熊本に親戚がいたので、たまたま運良く混ぜてもらえたのです。
本当にいい思い出になっています。
以来「灯籠」というものに、特別な思いを持つようになりました。
神社仏閣にある灯籠も、見ると何となく気分が高揚するし落ち着く。
今回の「和のあかり」の世界でも同じものを感じることができました。
快も不快もなく、ただただニュートラルになれるのは、とても気持ちいいです。
古くから日本には、それを体験できるものが沢山あり、本当に素敵な国に生まれてよかったなと思います。
来年の「和のあかり」は、是非着物で参加したいです。
読んで頂きありがとうございます。