ずっと待っててくれたモーリスギターに感謝
6月からアコースティックギターの練習を始めた。
↑この子は何年も前に名古屋で購入し、弾いたり弾かなかったりしていたモーリスのギター。
不思議と手放せずに置いてあった。
やっと本気で向き合える時が来たようだ。
ずっと待っててくれてありがとう。
私は手が小さく、指も短いので、なかなか自分のギターポジションを見つけられず、繰り返し断念し自信を無くしていた。
それが先月、弾き語りをする女性と知り合ったのがきっかけで一変。
私と手の大きさが同じな彼女は「手の大きさや指の長さよりも、大事なのは関節の柔軟さだよ」と教えてくれた。
これまで教えてくれた人と違い、既成概念にとらわれない自由さを感じた。
そして爪ピックでストロークするコツや、自宅で出来る練習方法も教わり、それから自然と毎日ギターに触るようになった。
休日には貸スタジオに通い自主練習している。
完全に時間の使い方が変わっちゃった…。
正直、自分でもちょっとびっくりしてる。
こ、この私が若者に紛れギター抱えてスタジオ通いしてる!
(実際、楽器抱えて歌ったりすると、年齢はお互い吹っ飛んじゃいますけどね…)
まだまだ人前で弾けるレベルではないけれど、↑の彼女に連れて行ってもらったライブハウスで、素人として弾き語りさせて頂くことを当面の目標にしている。
ありがたいことに、私のような力量の人間にも「是非弾いてごらん」とチャンスをくださるお店なのだ。
常連さんたちは自分の楽器に合わせ、実に楽しそうに、そして真剣に歌う。
カバーもオリジナルもあり、皆さん各々のマイワールドを展開してくれる。
それはカラオケで歌うのとは全く違う世界だ。
カバーの弾き語りは、一旦曲を自分の世界に取り込み、噛み砕いて、自分のものとして表現出来て、初めて音楽になるんじゃないかと思っている。
それは実際、自分でギターに合わせて歌ってみると、すぐその難しさに気付いた。
ちゃんと自分のものにしないとエネルギーを乗っけられない、という感じ。
コード通りに弾いて、ただ合わせて歌うんじゃ不完全燃焼、全然満足できないなと思った。
でもそこがたまらなくいい❗️
ずっと前から、日常に「音楽」と「踊り」と「旅」がある生活に憧れていたら、本当に一部が向こうからやって来た。
時々、前世は旅芸人だったんじゃないかしら、と思うことがある。(中世ヨーロッパ辺りで生きていたなら尚嬉しい^ ^)
このモーリスギターを買うきっかけになったのは、大阪のギタリスト石田長生さん。こんな感じの方である・・・
このギターを見た時「石田さんっぽい・・・」と思い、見た目だけで購入しちゃった(笑)
このあえて光沢のない素朴な木目調のお顔が、シンプルな生き方をしている石田さんに重なったのだろうか。
単にミーハーだっただけかなぁ、haha
次回はこの石田長生さんのライブの思い出と、そこから神戸に引越すきっかけとなったエピソードを紹介してみようと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございます。