瑠璃色つらつら日記

日常のいろんな気付きやシアワセを書いています。映画、音楽、舞台、アニメなど、好きなもの多すぎて困っちゃう。

名古屋でカフェ巡り「ミリオンカフェ」、本当に「ティファニーで朝食を」した思い出、そして少しだけ映画館散策

前回に続き名古屋のカフェと、今回は映画館についてもちょこっと紹介したいと思う。

 

<ミリオンカフェ>

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映画館「伏見ミリオン座」の中にあるカフェである。

 

ヘラルド系列の映画館が閉館し、寂しい思いをしていた名古屋の映画ファンにとって、ここは貴重な劇場の一つではなかろうか。

 

今回は映画鑑賞はせず、カフェのみ利用させて頂いた。

壁一面に映画ポスターが飾られており、映画館のカフェにしてはなかなかお洒落である。

フード類も映画館によくあるファストフードだけでなく、自然派パンや手作りお菓子も置かれている。

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今日のメニューはこんな感じ。

クッキーが、結構ハードで食べ応えがあり美味しい!

甘味にメープルシュガーを使用しており、ヘルシーでさっぱりしている。

 

焼き菓子はやっぱり、サクサクふわふわしているのより、どっしり堅めな方がいい。

日本では断然、サクふわしっとりな焼き菓子が人気だが、私の舌はハードでぎゅっと締まった生地の方が好き。

バームクーヘンとかも、ベタだが「ユーハイム」が一番好きである。

 

お菓子はたまにしか食べないようにしているのに、お菓子談義が止まらなくなってきた・・・(笑)

 

ミリオンカフェでしばしまったり過ごし、そのまま伏見駅の次の栄駅まで歩いてみた。

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<私の”ティファニーで朝食を”>

せっかくなので、栄の交差点にあるティファニー宝石店を見ておこうと思ったのだが・・・

残念ながら、ティファニーのビルは工事中。

白いトタン壁に囲われていた。

 

ティファニーに入りたかったわけではない。

ただ外から見ようとね、思ったわけである。

 

というのも、ずいぶん昔、栄で仕事をしていた頃のこと。

出勤前の早朝、このティファニーの前に座り、ヘップバーンの真似をしてパンと缶コーヒーでモーニングをしたことがあったのだ。

まだ開店前の時間だったので、警備員に咎められることもなく「ティファニーで朝食を」したのである。

 

何のために? →やってみたかったから(笑)!それだけ。

 

この映画、観る前はてっきり、オードリーが素敵なドレスをまとい、ティファニーという名の豪華カフェか何かでお食事をするセレブ映画だとばかり思っていた。

冒頭に出てくる彼女は素敵な黒のドレスを着て雰囲気こそ上品だが・・・

しかしなぜか、よれよれの紙袋を抱え、パンをかじり、紙カップのコーヒーをすすってる!・・・

その姿で、焦がれるような目でティファニー宝石店のウィンドショッピングをしているのである。

 

これが本当の「ティファニーで朝食を」!

初めて観た時、この冒頭シーンに「やられた」と思った。

もう可笑しくて、可愛くて、心を持っていかれた。

この映画のオードリーの役どころは、セレブなどではなく貧しい家柄出身の女の子だったのだ。

 

で、この栄のティファニーで映画と同じことをやっちゃったという、思い出の場所だったわけである。

ついに無くなったのか・・・。時代は移ろうもの。それか、どこかに移転したかな。

気を取り直し、地下鉄で名古屋駅まで戻った。

 

<シネマスコーレ>

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最後に、これまた特に用はないけど、見ておきたかった名古屋の貴重なミニシアター「シネマスコーレ」。

映画監督の若松孝二さんが立ち上げた劇場なので、看板に監督の名前が入っている。

 

入口を入って、そのまま数歩歩くと、そこはすでに劇場の中。

いきなり劇場が目の前に現れるほど狭い造りなのだが、そこがまたいい。

 

ここで観た作品で特に印象的だったのは、ジャン・ジャック・ベネックス監督の「ディーバ(リバイバル)」とアレクサンドル・ソクーロフ監督の「太陽」だった。

「太陽」イッセー尾形さんが、戦時中の昭和天皇を演じるという異色作で、あまりに良かったので2度観に行ったのを覚えている。

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名古屋は芸術性に関して、他の都市より遅れているイメージがあるのだが、映画館においては結構充実しており引けを取らないのではないかと思う。

他にも「名古屋シネマテーク」や「名演小劇場」など、素敵なミニシアターが現役で頑張ってくれているので嬉しい。

 

そんなこんなで近鉄特急の出発時刻がきた。

またね名古屋。

 

散歩ルートをただつらつら書いただけの内容。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

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