「土の香り」の世界についてつらつらと書いてみた
先日、とあるスターバックス・リザーブ店にて期間限定のリザーブコーヒーを頼んだら、こんなテイスティングサービスを付けてくれた。
注文したのは「インドネシア・ウェスト・ジャバ」というコーヒー。
小さな紙コップに入っているのは、シナモンパウダー、キャラメル、チョコレート、ハチミツ。
各々をスプーンで口に含み、そこにコーヒーを流し込むと、そのフレーバーが楽しめるというもの。
リザーブコーヒーでこういうサービスを受けたのは初めてなので、とっても嬉しかった!
どれも美味だったけれど、個人的にはキャラメルとシナモンの組合せが一番好きかな。
インドネシア産のコーヒー(マンダリン、スマトラ、スラウェシなど)は、土の香りがほのかにして、それがとても気に入っている。
味覚用語では「アーシー(Earthy)」と表現するそうで、地球(Earth)から派生した言葉のようだ。
調べてみたところ、インドネシアでのコーヒー豆の精製方法「スマトラ式」の工程で、その独特の土の香りが含まれるようになるそうな。
気付けば「土の香り、風味」は、他にも好きなものが沢山ある。
例えば、お茶の世界ならプアール茶!
もうまさに「The 土」なお茶で大好き。
(苦手な方もいるようなので、そういう方にはスミマセン、スルーしてね)
それからゴボウにレンコンも大好き。
ちなみにゴボウ茶というのがあるけれど、日本人にとってゴボウは丸ごと食べる方が親しみがあるので、きんぴらやみそ汁の具材にする方が好きである。
歯ごたえ満載な中に土の風味って最高!
そしてアロマテラピーの世界では、パチュリー、ベチバーなどが土っぽい香りである。
特にパチュリーは乳化させてからお風呂に1~2滴だけ入れると、まるで墨の香りのようにもなる。
学校の習字の時間に、教室に充満していたあの香りである。
習字は嫌いでも、あの匂いは日本人にとってとても落ち着くものなんじゃないだろうか。
興味のある方はアマゾンやアロマショップ「生活の木」などで入手できるので、是非お試しあれ。
この「土の香り」を好むことは、自分にとって本能みたいなものかもしれない、と思うことがある。
日本のように物質が溢れている国に生まれ育つと、いろいろ人工的で毒々しいものも好むようになるけれど、そんな中で「土の香り」って質素で地味、でも落ち着くのである。
これって体が本能的に何かリセットしようとしているのかなと思う。
なので「土の香り」には何か安心感や信頼感があるのだ。
皆さんも自分の好みの香りがあれば、意識して散策してみてはいかがでしょうか。
意外な分野に好みの香りが存在することもあり、とっても楽しいですョ。
嗅覚というのは人間の五感の中でも、一番早く脳の本能部分に到達する感覚らしく、本能的に好き嫌いにウソが付けないのだそう。
自分の本能が好きと感じるものを、たくさん探すのって素敵ですよね。
最後まで読んで頂きありがとうございます。