スプーンにまつわる思い出話
最近カフェに持ち込んでいるココナッツミルク。
(ハチミツが入っていた空き瓶を再利用してます)
コロナ対策のため、どのチェーン店カフェもミルクポットを置かなくなったので、自分で持参するようになった。
キャラメル色になるまでミルクをよーくかき混ぜると、ココナッツの香ばしい香りが…
いつものコーヒーが少しだけグレードアップする。
(ただ飽和脂肪酸が多く含まれるので、控え目に食した方がいいようです)
普通のミルクを入れる時はかき混ぜずに、自然にミルクが広がる模様を楽しむのだが、ココナッツミルクはあまりキレイなマーブル模様にならないので、遠慮なくまぜまぜ^^
スプーンをくるくるさせながら、熱々のコーヒーを冷ましていると、スプーンつながりでふと思い出したことが…
時は中学生の頃。
場所は退屈な社会科の授業。
先生は穏やかな年配男性。
そんな、穏やかだけどちょっとつまんない先生が授業中に話してくれた、唯一爆笑した話があった。
その先生がまだ独身で若かった頃、好きな女性と2人で喫茶店で会うことになった。
初めてのデート。
まだコーヒーが珍しかった時代。
喫茶店もコーヒーも初めてだった先生は、ソーサーに置かれたコーヒーカップを見て思案していた。
”…どうやって飲むんだ?”
”カップに直接口をつけて頂くのは、さすがに不作法なのでは…?”と思った先生。
なんと、スプーンでコーヒーをすくって飲み始めちゃった!
(スープじゃないんだから・・・(笑))
そんな先生をしばらくポカンと眺めていた彼女。
時すでに遅し。
彼女は黙っておもむろにコーヒーカップに口をつけて飲んだとさ。
先生、ナイスボケだけど、結局彼女とはそれきりだったみたい…^^;
正直に飲み方聞いちゃった方が良かったかな。
でも、そんな純情くんから立派に先生になり、お父さんにもなれたのだから、結果オーライだね。
今も元気にしていらっしゃるだろうか。
最後まで読んでいただきありがとうございます。