瑠璃色つらつら日記

日常のいろんな気付きやシアワセを書いています。映画、音楽、舞台、アニメなど、好きなもの多すぎて困っちゃう。

映画『スタンドバイミー』の思い出をつらつらと

また更新頻度が落ちてしまいました。

気を取り直して行きま~す。

(毎回同じこと言ってる・・・(笑)^^;)

 

 

本棚の奥から懐かしい本が出てきた。

f:id:edinn:20200607144424j:image

『スタンドバイミー・メモリアル』!

著名人たちがこの映画への各々の思いを綴ったエッセイ集である。

定価で購入してからずっと大切に取ってあった。

 

 

私にとっても、この作品には色んな思い出が付随している。

 

 

 

確か公開時に映画館で観て、その後学校で何度か観た気がする。(まだ学生でした)

私の学校では、授業を2時間潰して、クラスで映画鑑賞をさせてくれることがあった。

そのほか、部活の時間に視聴覚室を借りて、少人数で観ることも出来た。

懐かしい・・・

 

 

そして私のクラスには、リバー・フェニックスのファンが何人かいた(上の写真の、右上の男の子です)

劇場公開から何年か経っていたけれど、リバー君の人気は根強かったな。

また、ベンEキングのあの有名な主題歌を、いつも口ずさむ女の子もいた(お世辞にも上手とは言えない声が、また味わい深くて…)

私はといえば、スティーブン・キングの原作本「スタンドバイミー(原題は確か「THE BODY」)」を放課後読んでいた。

私の本に気付いた女の子達が「貸して〜〜!」と言ってきたので、しばらくクラスで回し読みになった。

彼女達とは特に仲良しだった訳じゃないのだが、クラスの皆んなが「スタンドバイミー」一色な空気の中で過ごしていたのは、すごく楽しかった。

 

 

なので、社会人になってからリバー君が若くして亡くなったのは結構ショックだった。

この映画で彼が演じたクリスも、大人になってから亡くなるのだ。

私は特に彼のファンではなかったけれど、彼に夢中だった女の子達の衝撃はいかほどだったろう。

(その分、今は弟のホアキンが素晴らしい俳優さんになってますね)

 

 

私にとって「スタンドバイミー」は、この映画と同じような甘酸っぱい感覚と一緒に思い出される。

ちょうど洋画や洋楽を通じて、外国への憧れが芽生え始めた年齢でもあったので、みんな未知の世界への好奇心でいっぱいだった。

 

 

私たちも4人の少年と一緒に旅をし、彼らの繊細な心に大いに共感した。

狭い街でくすぶる閉鎖的な大人達への フラストレーション。

それを突き破るかのように始まる、死体探しの冒険。

かなり後ろめたい目的へのワクワク感、少年らしい怖いもの見たさ。

そんな中でつぎつぎと溢れ出してくる彼らの思い。

自分達を平気で傷つけてくる大人達へのやり場のない憤怒、悲しみ。

すいも甘いも全てない混ぜになった少年達の世界は、それでもキラキラ輝いて見えた。

 

 

あの時代に初めて出会っておいて良かった映画だ。

子供時代の素敵な刷り込みは、その後一生の宝物になるのだから。

 

 

 

最後に、登場シーンは少ないけれど、結構美味しい俳優さん達が脇を固めてくれている。

リチャード・ドレイファスキーファー・サザーランドジョン・キューザック、皆んな皆んないい味を添えてくれていたと思う。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。