シャネル広告のヴァネッサ・パラディが素敵という話。
ヴァネッサ・パラディ、フランスの歌手であり女優。
この写真は、最近の女性雑誌で見つけたシャネルの広告である。
この人、若い頃から知っているけれど、リアルタイムの姿を見たのは久しぶりだった。
本当に素敵な年の重ね方をしていてちょっとびっくり。
現在47歳。素敵だと思いませんか?
昔、まだこの人が20歳前後くらいの頃、何かの雑誌でインタビュー記事を読んだことがあった。
「私の誤った風評のせいで、妹が学校でいじめを受けているらしいの」とこぼしていた彼女。
当時のヴァネッサ・パラディといえば非常にコケティッシュで、ロリータの代名詞のようなイメージがあった。
幼顔ながらも溢れんばかりの色気、そして声は少女のよう。
その影響で「ヴァネッサ、あばずれ」などと罵声を浴びたり、街中で女性から暴行を受けたこともあったようだ。
私は熱烈なファンというほどではなかったので、彼女をたくさん知っているわけではないけれど、少なくともインタビューの行間から伝わってきた彼女の人間像は、世間のイメージとは全く違うものに思われた。
とても率直で素直、飾らない感じの人に思えた。
それにしても「イメージ」が人の脳に与える影響力の何と大きいことか。
街中で暴行する人間がいるなんて。
芸能人にとってイメージ作りは、売り込むためには必須ではあるけれど。
(人でも商品でも、イメージの湧かない、何者か分からないものに、人は魅力を感じないらしい)
なので、メディアやSNS情報にはできるだけ振り回されないようにしたい。
会社やコミュニティーの中でも、噂話だけで人を判断したくない。
(自分も噂の的にされたことが何度かあるので・・・結構辛いっす)
人は誰でも、自分の物差しでしか人のことを測れないのだから、そもそも分かり得ないことだらけのはず。
私にとってヴァネッサ・パラディは、こんな思いと一緒に存在している。
これも思い込みのひとつなのかもしれないけれど。
そんな過去の記憶があったので、今回この写真を見てキュンとしてしまった。
一時コカイン所持で問題になったことがあるようだけれど、今は心身ともに元気であってほしい。
きっと逆境の中でも、マイペースにコツコツと自分の道を貫いてきたであろう、積み重ねたものが現れたお顔。
大人の余裕を感じるたたずまい。
そんな人の目じりの皴やほうれい線は、美しく見える。
ちょっと上手くまとめることが難しかった内容でした。
最後まで読んで頂きありがとうございます。